日頃より、ご愛顧いただきありがとうございます。
この度、ル パティシエ タカギ 本店は駒沢公園に移転・リニューアルオープンをいたしました。
当店オーナーシェフ 髙木康政よりご挨拶をさせていただきます。

「ル パティシエ タカギ」オーナーシェフ髙木康政 ご挨拶

『足を伸ばしてでも私のお菓子を買いに来て下さる店にしたいという夢を持ち、 最初の店を駅から離れた世田谷区深沢の住宅街に作りました。
その「ル パティシエ タカギ 本店」のオープンから早いもので約20年が経ち、 「ル ショコラティエ タカギ」、 そして青山のカフェの3店舗をひとつにした店を作りたいと考えるようになりました。

そしてここ、 駅から適度に距離があり、 緑あふれる駒沢公園の背負うまたとない場所が見つかり、 気持ちも新たに11月22日のオープンに向けて準備を進めてまいりました。

洋菓子はイタリアやスペインから、 ウィーンを経てパリに伝わり、 華やかなものになりました。 宮中にお客様をお招きしてお菓子をふるまい、 華やかなパティスリー文化と技術が磨かれていきます。
そのお菓子の”原点”を今一度確認するため、 出店準備の最中、 ウィーンとパリに行ってまいりました。
店のあちらこちらに飾っている絵は、 この時に買い集めたものです。 私の部屋にお客様をお招きしている気持ちで、 心を込めたお菓子でおもてなしをいたします。

店内にはマドレーヌの型を使ったユニークなしかけがいくつかございます。 それは、 小学4年生の時に初めてひとりで作ったマドレーヌを食べた母に”おいしいね”と笑顔で褒められたことが忘れられず洋菓子職人を目指した、 私の初心のシンボルです。
マドレーヌを焼くと、 家にバターのいい香りが立ち込め、 とても幸せな気持ちになります。
人を喜ばせることの素晴らしさを母から学びました。
そして修行のために渡ったヨーロッパでは、 お菓子が人を驚かせる喜びを知りました。

日本に戻り、 ヨーロッパよりも温暖な気候で、 湿度が高い日本でおいしくいただけるパティスリーを作ることに情熱を傾けました。
ありがたいことにパティシエブームの火付け役と呼んでいただけるようになり、 チョコレートの美味しさ、 奥深さをたくさんの方に知っていただくこともできました。

2019年11月、 新しくなった「ル パティシエ タカギ 本店」へみなさまをお招きし、 幸せと笑顔をお届け致します。 私のお菓子を愛してくださるお客様に支えられながら、 新しい店舗でも研鑽を続けてまいります。 これからの”タカギ”へ、 どうぞご期待ください。』


オーナーシェフ 髙木康政